- てっぺんは、こうなってる。この防水シートに穴をあけて湿気の吐き出し口を確保する。
- 屋根瓦のてっぺんの部分。この構造が明らかになるのは、「きわめて珍しい」らしい。 屋根の下側から抜ける湿気を受けるのは、以外にもこのビニールパイプ。屋根裏から出て来た湿気は、このパイプを通り、このように外へと逃がす仕組み。このパイプの上には、雄瓦を張り付け外見上は、見えない。完成形は、もう少し後になります。
きょうは、ちょっと、専門家が身を乗り出して見てしまう話題。と、言っても、赤瓦屋根に興味なければ、引いてしまうけどね。
で、話題は、皆さん、琉球赤瓦のてっぺん、って、じっくり見た事ありますか。70代の人は別として、以外と知らないんじゃないかな、というより、気付いていない?のかも。
前置きが長くなりましたが、琉球赤瓦は、室内の湿気を天井を通して屋根瓦のてっぺんを通して外へ排気する仕組みになっているのです。で、これが、その仕組み。実は、この仕組みは、図面があるわけでもなく、瓦職人の「手」によって、伝わって来た技術。かたあきの里の屋根は、二重構造になっていて、湿気は一枚目の屋根を通り、二枚目の屋根の間を通って外へ抜ける。???って、思うよね。写真説明で理解できるかどうかは、自信ないけど・・・。
今でこそビニールパイプ。
100年、200年前はどんな
素材を使っていたんでしょ
うね。ん〜気になりますね。
sakuramochiさん、確かにどうしたんでしょうね。謎です。それにしても、この通気システムを考えた先人はすごい。これを再現する里の設計士さんと応える職人さんも。ちなみに、このビニールパイプの応用は、オリジナルらしいですよ。
サンちゃん! いいところを写真にとってもらい感謝!
ずいぶんと悩んだ排気口ですから、しっかりと取り付けてもらえそうでよかった!!
うちわせした職人さん自ら施工してもらっている様子・・・安心しました。
次回は、塩ビ管の接合部や穴の具合などもお願いします。
材料が追いつかないほど、捗っている様子・・・・うれしいやらあわてるやら・・・
木造の種がしっかりと根を張りつつあるのでしょうかね。
雪国さん、そうです。瓦職人の棟梁さん。「若いもんは、こんな作業判らんて・・」なんていいながら、手を進めていました。でも、今回7棟も造るんですから、技術は着実に伝承される事でしょう。と、言いますか、県内の設計図面にない工法が、このかたあきの里で実現出来ることが喜びです。きっと、ここの技術が、いろんなところで活用されるんじゃ、と勝手に思いつつ、ウキウキです。この部分の作業は、しっかり、「取材」しますので、今後お楽しみに!。